1. 解散発表~その瞬間は生放送で
2025年6月24日、テレビ朝日系「ロンドンハーツ」の生放送中、田村淳さんが狩野英孝さん経由で直筆の手紙を読み上げ、突然「このたび、ロンドンブーツ1号2号は解散いたします」と宣言。その後、「3、2、1、解散!」のカウントダウンと共に31年間の歴史に幕を下ろしました 。
2. 解散に至った主な要因と背景
(1) 亮さんの「闇営業」問題
2019年に田村亮さんが宮迫博之さんらと同様、吉本を通さず反社会的勢力との営業で報酬を得て、謹慎処分となりました。これが両者の運命の分かれ目となり、その後、亮さんは吉本と距離を置くことになりました。
(2) 吉本との契約形態の乖離
淳さんは亮さんに吉本に戻ってほしいと再三頼みましたが、亮さんは戻れない理由があり、最終的に独立する選択をしました。公式には、淳さんは自らが設立した株式会社LONDONBOOTSを通じて吉本とエージェント契約を結び、亮さんも所属。その会社は2023年末に閉業し、亮さんは完全にフリーへ 。
(3) 方向性の見直しと「屋号を下ろす」提案
2025年3月12日、2人はお酒を交えながら話し合い、「一度屋号を下ろしてそれぞれやりたいことをやり、またいつか戻るのもありでは」と意見がまとまりました。
淳さんは「亮さんのフットワークが軽くなる」、亮さんも「その方が互いに前向き」と感じたため、前向きな解散決定となったようです 。
(4) 不仲ではなく、契約上の距離
報道では不仲説も出ましたが、実際のところは契約形態や役割の違いによる距離。解散後も友好な関係が継続される見通しです 。
3. 解散までのタイムライン
年 | 主な出来事 |
---|---|
1993年 | 田村淳・亮がコンビ結成 |
1994年 | 銀座7丁目劇場オーディション合格、吉本興業入り |
2019年 | 亮の闇営業発覚 → 吉本謹慎・契約解除 |
2020年 | 淳が設立したLONDONBOOTS所属として復帰、吉本とエージェント契約 |
2023年 | 同社閉業 → 亮がフリーに |
2025年3月12日 | 将来について話し合い、屋号一度下ろし案に合意 |
2025年6月24日 | 生放送で電撃解散を発表・カウントダウン実施 |
4. 今後の活動予定
- テレビ番組出演は継続:解散後も「ロンドンハーツ」をはじめ、淳さんも吉本所属として、亮さんもフリーとして出演を続けます。
- ソロ活動本格化:淳さんは政治的発言や大学院での研究、亮さんは俳優業・旧車・ラリー・釣り・キャンプなど多方面に展開予定。
- 友情は継続:「また気軽に飲みに行ける関係に戻りたい」とコメントされており、今後も互いを尊重し続ける構えです。
5. 解散の意義と選択の重み
- 生放送での発表:「ロンハー」は二人のキャリアを象徴する番組であり、視聴者とスタッフへの感謝を込めて選ばれた場面でした。
- メディア対応:生放送を選んだのは、編集されるリスクを避け、自らの言葉で思いを伝えたいという意志の表れです。
6. まとめ
- 解散発表日:2025年6月24日、テレビ朝日「ロンドンハーツ」生放送
- 解散要因:亮の闇営業→吉本との契約構造の変化→将来を見据えた方向性の違い
- 決断のプロセス:2025年3月の飲み会での話し合い → 屋号一時解除の提案・合意
- 今後:両者それぞれの道へ進むが、番組出演や友情関係は継続